クラウドソーシング奮闘記「頑張って提案した案件が簡単に流れて憤慨した話」
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以前いわゆるクラウドソーシングサービスを利用して仕事をしていたのですがその時のお話です。
使ったことがある方は分かると思いますが、クラウドソーシングサービスとは、
「ネット上で仕事をを探している人と仕事をしてほしい企業や個人がマッチングできるサービス」と言う感じでしょうかね。
詳しくは「クラウドソーシングサービスとは」等でお調べ頂けると幸いです。
それで本題なのですが、あるWEBサイト制作者募集の案件がありましてその内容は
「メディアサイトを作りたい。」、
「知識がないので、全体プロデュース的な方を希望」、
「格安を希望、ただしサイトの機能などによっては相談は可能」
とのことでした。
今思うとこの時点で気付くべきでしたが、当時の僕はなんの疑いもせずに
「メディアサイト」→いいじゃないですか!
「知識がないので、全体プロデュース的な方を希望」→もちろん対応できますよ!!
格安を希望、ただしサイトの機能などによっては相談は可能」→費用が掛かりそうだったら相談できるしいいかも!!
と全てをポジティブに捉えて中々いいな案件だな思い早速、下記のような感じで提案をしました。
ご担当者様
お世話になっております。初めまして○○と申します。
お仕事の内容を拝見させて頂きました。早速ですがご提案をさせて頂ければと思っております。
もし私にご依頼して頂いた場合に具体的に、イメージして頂き易いように画像イメージとTOPページのみになりますが、
実際にご確認頂けるサンプルページをご用意させて頂きました。サンプルページはこちらです。
○○○.com上記URLのようなサイトでしたら、○○円程の費用で対応可能かと考えております。
(※ご依頼内容から必要ページ数が読めない部分もございますので、
ご依頼いただく場合は改めてお見積りをさせて頂ければと思っております。)ご検討の程どうぞ宜しくお願い致します。
この提案の時に時間を掛けてサンプルページを作った上で提案したんですね。
それがよかったからかも知れないのですが、他の提案もたくさんある中大分気に入っていただけたみたいで、
先方から早速こんな返事が来ました。
とても素敵なサンプルサイトを作成いただきありがとうございました。とても気に入りました。
さて検討させていただくにあたり、質問がございます。
ご相談ができる、WEBプロデューサー的なパートナーも希望しているのですが、
○○様はそのあたりもご対応いただける方でしょうか?お返事お待ちしております。
おっ!やったと当時は思ったのですが、今思うとここからが悪夢へ入口でした。
気に入って頂けたことが嬉しかったのと案件獲得に必死でしたので僕はすぐ返事を出しました。
ご担当者様
ご質問にお答えさせて頂きます。
ディレクター職をしておりましたので諸々ご相談にはのれるかと思っております。
どうぞ、宜しくお願い致します。
といった内容の返事をするとまた、今度はサイトの機能についての質問がきます。
○○様
何度も質問で恐縮ですがサイト機能によってはどのくらいの費用が掛かりますでしょうか?
返事を出します。
ご担当者様
はい。このような機能を付けたらいくら位で・・・・・・
あの機能だといくらいくらくらいで・・・・・・・・・
さらに質問が続きます。
○○様
どのように集客していけばいいでしょうか??
サーバーは?セキュリティはどうしたらいいんでしょうか??
う~ん。この時点でうすうす雲行きが怪しい感じがしてきたなと思ったのですが、
当時の僕は仕事がほしかった・・・・
そう欲しかったんです(涙)
まだ僕の提案が採用されたわけではないですが、もちろん全て丁寧にお返事しました。
はっきりってこの返事するって言うのはメチャメチャ時間が掛かるんですよね。知らない方への説明ですからね言葉選びから
わかりやすい表現にしたりと大変なわけですよね。
でもそれも仕事を取るためだと思って頑張っんです!
「取れればいい!取れればいいってね!」
自分にいいきかせてね
でもね現実は残酷なんです・・・・。
やりとりを終えついに提案募集が締め切りになりました。
メールをやりとりしている感じだと僕に依頼してくれる感じでした。
いやむしろ、「これで依頼こなきゃ詐欺だろ!!!」と言っていいくらいたくさんの質問に答えてアドバイスもしていました。
そしてついに連絡がきたんですが、それが衝撃的過ぎて驚きましたよ。
お待たせしており申し訳ありません。実は諸事情により延期となってしまいました。
再開時期はまだ見えておりませんため、誠に申し訳ありませんが、このプロジェクトは一旦キャンセルをさせていただくことになりました。
再開時には是非候補としてまたお声かけさせていただきたく思います。
○○様には度重なる質問に御丁寧に解答者頂き、心より感謝しております。
引き続き今後ともお付き合い頂きたく宜しくお願い致します。
「チーン!!!」
「チーーーン!!!!」
「・・・・・・・・・・。」
「おおおおおおおおおお~いいいい!!!!!」
「コラァアア!!!!」
僕は発狂しました。そして叫びました。この声は近所に響きわたっていたことでしょう。
いや少なくとも2階に住んでいるいつもお盛んな兄さんには届いたことでしょう!
他の提案者に決まるなら100歩譲って許そう。しかし、しかしだ。
「延期なんかい!!」
「延期なんかい!!!!!」
「もっと詰めてから掲載せいやぁああああああ!!!!」
「時間返せこのヤローーー!!!!アーーーイ!(※ヒップホップ的な感じ)」
と怒りくるいました。
勿論僕も大人ですから、また宜しくお願いします的な返事はしましたよ。
でもね。もうおじさん傷ついちゃったよ。いじけちゃったよ。だっていっぱい質問に答えたし時間もかかったんだもん。
それをさ。延期ってさ(涙)
だから、もうこの人にもう一回頼まれてやんないって決めたんだ。」
「もう一回ゆうぜ!時間かえせバカヤローーー!!!アーーーイ!(※ヒップホップ的な感じ)」
それで驚いたことにこの連絡から3日後くらいに、
「案件を再開することになりました。お願いできませんでしょうか?」
的にメールが来たんですよ。
「ええええええええええええ!!!!!!!」
「おまえバカじゃねぇの?????アーーーイ!(※ヒップホップ的な感じ)」
「Fuck off!!」
と思い
「さんざん振り回しといてやるわけないやん??Are you OK?」
とは言わず丁重にお断りいたしました。
「僕って気分を害すると急に忙しくなっちゃうなるからね。プンプンヽ(`Д´)ノ」
と言うわけ大変辛かったクラウドソーシングの体験談でした。
全部が全部そうじゃないと思いますがこのような案件には引っかからないように気をつけましょうね。
今思うと全てに具体的なイメージがない案件だったのでその辺を見極める眼を磨かねばと心底思ったのでした。
人生日々勉強だね。
おしまい。